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2020.12.19

V-net編集部

【福岡県/理科】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)

このページでは、2021年度の福岡県公立高校入試に向け、理科の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。

 

※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。

2021年度入試の出題範囲変更について

まず2021年度の出題範囲についてですが、第1分野の「科学技術と人間」および第1分野の「自然と人間」が除外されます。しかしこれらの単元は過去の福岡県公立高校入試で出題されたことのない単元ですので、特に影響はないと考えられます。例年通り過去問題や類似問題を解いてしっかり仕上げれば問題なさそうです。

平均点の推移について

平均点については、2014年度から2016年度のように大きく変化したこともありますが、おおよそ32点前後で安定しています。2014年度は計算問題など物理分野の正答率が低くなって平均点が下がりましたが、それ以来難しい計算問題は出ていません。2016年度に問題がやさしくなって平均点が上がり、それから2020年度までは特に難易度は変わっていません。ただし「2つ正解して初めて得点になる問題」が増えたため、平均点はピーク時からやや下がって32点前後に落ち着いています。2021年度は、昨年度同様、完全記述問題が多くなることが想定されますので問題文を丁寧に読み取る力、(複数の条件から1つの結論を導く)論理的思考力が必要となります。いずれにしても、やさしい問題でミスをせず、確実に正解することが重要です。

問題構成と配点について

次に構成と配点です。福岡県公立入試の理科では毎年必ず大問が8問、生物、化学、地学、物理の4分野で均等に15点ずつ出題されています。この4分野は中1から毎年1単元を学習しており、例えば生物は中1で植物、中2で動物、中3で遺伝と生物のつながりを習っています。各分野の得点率をみると、毎年物理分野が50%を下回っているのですが、2020年度は35%と、例年よりも得点率が低くなっていることが分かります。

次に出題形式を見てみましょう。見て分かる通り、文章で答える問題が非常に多く出題されています。これはかなり前から福岡県の入試の特徴となっています。過去には60点中36点分、60%も出題されたことがありました。2020年度も42%が文章で答える問題でした。苦手意識の高い人が多い計算問題については、2020年度の配点では7点から5点に減っています。

ここまでのまとめ

①4分野から均等に出題されます

単元の抜けや漏れは許されません。

②文章で答える問題が多く出題されます

的確な文章を書く練習が必要です。

③両解・全解の問題が多く出題されます

例えば記号と記述が2つ正解してようやく得点になる問題です。まぐれでは正解にならない形式になっています。

④正答率が極端に低い問題があります

正答率が低い問題の代表といえば物理分野の計算問題でしたが、2020年度は化学反応の計算でした。ただしこの計算問題は各分野で「そこまで聞く?」と言いたくなるような知識理解の問題に変わってきています。過去には、突然火成岩の鉱物について聞いたり、星座の星の名前を聞いたりといった出題もありました。

【最後に】極端に難しい問題は少ない

全体で見ると、極端に難しい問題は少なく、テキストや過去問で必ず解いたことのある問題ばかりですが、両解・全解が多いせいで得点差がつきやすくなっています。

今後の勉強法について

今後の勉強法について解説します。

①理科用語の意味を書いて覚えましょう

あいまいにしないことが重要です。例えば習ったばかりの「イオン」で出てきた「電離」について何か書けますか? きちんと主語を入れ「電解質が水に溶けて陽イオンと陰イオンに分かれること」と書かなければ正解にはなりません。この練習は記述問題の対策にもつながります。

②文章記述の練習をしよう

よく出るものは暗記しましょう。過去問など解いていて不安なときは、学校や塾の先生に必ず相談してください。

③計算問題対策をしましょう

計算問題は得点源になると思ってください。公式をそのまま使えば答えが出ることが多いからです。始めからあきらめないことが重要です。ただし私立の過去問に出るような複雑な問題は後回しにしても構いません。どうせ正答率が低くなり、みんなが間違うので合格・不合格には直接影響はしないからです。

④出題パターンを意識した練習をしましょう

理科の問題には決まったパターンがあります。ヒマワリの光合成・オオカナダモの光合成・蒸散など1つひとつまとまった問題パターンがあるのです。これを順番にできるようになっていけば、だれでも45点は取れるようになります。ただ全分野から出てくるので、漏れがないように気をつけましょう。理科の問題は全部でおよそ90のパターンがあります。12月に入ってから1日1問、着実に理解するだけでも入試にはまだ間に合います。

テストでの実践項目

最後にテスト当日の実践項目です。

①空欄を作らない

特に記述問題は空欄にしないこと。空欄はどう転んでも0点ですが、何か書いておけば1点でももらえる可能性があります。

②記述の文章を書いたら1度は読み返しましょう

「〇〇が」とか「〇〇よりも大きい」とか「〇〇だから」というふうに、主語や文末をきちんと書いているか確認しましょう。

③問われていることに答えましょう

「名称を書け」とか「化学式を書け」とか「単位をつけて答えよ」といった条件を見逃してミスをしないように十分に気をつけましょう。

④集中力を途切れさせないようにしましょう

入試当日、理科は昼食の後の時間になります。休憩をはさんでの試験ですから集中力が途切れてしまいかねません。ご飯を食べすぎて眠くなったりボーッとしたりしないように注意しましょう。休み時間に軽く体を動かすなどの工夫をして、集中力を切らさずケアレスミスに注意して全力を尽くしましょう。

※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。

 

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